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ネメス(Nemes)は、古代エジプトの頭巾。 額に長方形の布を当て、耳を出す形で頭を覆い、折りたたんだ布で両肩に垂れ飾りを形作る。後頭部で棒状の垂れ飾りを作ってまとめることで着用する。 エジプト第1王朝のファラオであるデンの墓から発見された象牙のプレートには、ネメスと同様の形状の頭部を持つ人物が描かれている。 ファラオの装身具としてはエジプト第3王朝期に用いられていたことが知られており、初期はウィッグと共に用いられていた。権威を表す象徴としては、エジプト第4王朝以降の用法であり、額に蛇形記章を組み合わせて用いられた〔。 File:IvoryLabelOfDen-BritishMuseum-August19-08.jpg|第1王朝のファラオデンの墓から発見されたプレート〔 File:Djoser.jpg|第3王朝のファラオジョセルの像。ウィッグとの併用〔。 File:Pharaoh Akhenaten.jpg|プスケントと共に着用している第18王朝のファラオアメンホテプ4世の像 File:Tuthankhamun Egyptian Museum.jpg|第18王朝のファラオツタンカーメンのマスク、正面、額に蛇形記章。 File:Tutankamón lateral qwelk.jpg|右側面 File:Back of Tutanhkamun's burial mask.jpg|後部 ==関連項目== *蛇形記章 *プスケント 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネメス (頭巾)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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